賞味期限が切れた飴を見つけて、「まだ食べられる?」と疑問に思った経験のある方も多いのではないでしょうか。また、少しくらいの期限切れなら大丈夫だろうと飴を口に入れてみたものの、いつもと違う味がして「食べないほうがよかったかも」と後悔した方もいるはず。 実際のところ、賞味期限切れの飴は食べてもよいのでしょうか?この記事では、経過年数別に賞味期限切れの飴は食べられるのか、傷んだ場合は見た目がどのように変化するのか、飴の正しい保存方法や注意点までを詳しくご紹介。飴の賞味期限や保存方法について調べている方はぜひ読んでみてください。 飴の賞味期限が切れても食べれる? 飴の材料には水分がほとんどないため、長期保存が可能な食品です。そのため、普段から賞味期限を気にすることなく、飴を食べている方もいるでしょう。 気がつくと、いつ買ったのかさえも忘れてしまったような飴の残りがバッグや冷蔵庫のなかから出てくることもあるものです。 しかし、水分が少なめといっても飴には賞味期限が印字されている通り、品質の劣化がないわけではありません。 賞味期限切れの飴を食べてもどうにもならないから平気、とひとくくりに考えてしまうのは少し注意が必要です。 飴の消費期限はある? 飴のように長期間の保存が可能な食品には消費期限ではなく、賞味期限のみが設定されます。では消費期限とは何なのか、賞味期限とはどう違うのかを先にチェックしておきましょう。 「消費期限」とは 消費期限とは、印字された日付けまでは「安全に食べることができる」期限です。ただし、食品のパッケージに記載されている保存方法を守り、未開封だった場合に限られています。 消費期限が印字されるのは、シュークリームやケーキなど数日以内に食べないと傷んでしまう食品です。そのため、消費期限が表示されている食品の期限切れであれば、安全が担保されないため食べないようにすることがおすすめされます。 「賞味期限」と「消費期限」の違いは 賞味期限とは、印字された年月日(もしくは年月)までは「美味しく食べられる」期限のことです。賞味期限の「美味しく食べられる」とは「風味が変わらずに食べられる」という意味になります。もちろん、未開封かつ正しく保存されていた場合に限る期限です。 そのため、飴の賞味期限が切れてしまったからといって、すぐに食べられなくなる、捨てなければいけないというわけではありません。賞味期限は飴を始め、水分の少ないスナック菓子やカップラーメン、殺菌処理がなされているペットボトル飲料などに表示されています。 参考:農林水産省 賞味期限切れの飴は食べられる? 賞味期限切れの飴は品質が変わってしまったわけではないため、すぐに処分しなければならないというほどのものではないでしょう。かといって、賞味期限を大幅に過ぎている飴であれば、なるべく口にしない方がよいでしょう。 実際に飴は、微生物が繁殖に必要な水分の含有量を表す水分活性が0.65~0.60程度と低めです。しかし、保存状況や使用材料によっては、微生物の増殖がまったく心配されないというわけではありません。 賞味期限が切れてしまった飴が食べられるかどうかは、 保存方法は記載のとおりに守っていたか 賞味期限切れはどのくらいの日数なのか 現時点で傷んでいるかどうか によって、大きく変わってくると考えられるでしょう。 参考:科学技術振興機構「水分活性について」 【経過年数別】賞味期限が過ぎた飴は食べられる? ここからは、賞味期限が過ぎてしまった飴が食べられるのかどうかを経過年数別に詳しくご紹介していきます。どのくらいの賞味期限切れまでなら、食べることができるのでしょうか。 1ヶ月 飴の賞味期限切れが1ヶ月であった場合、まだ十分に食べられると考えられています。もちろん、飴の外袋が未開封で保存方法が守られていた場合に限ります。すでに開封済みであったり、見た目が変化したりしているようであれば、食べるのは控えておきましょう。 半年 賞味期限を半年過ぎている飴は、正しく保存されていた場合、まだ食べられる可能性があります。しかし、期限切れから180日以上経っているため、品質が落ちていることは十分に予想されるでしょう。においや色つやなど、飴の状態をしっかりと確認してから口に入れる必要があります。 1年以上 正しく保存されていて、飴の見た目や固さなど異常がなければ食べられる可能性があります。しかし、飴の賞味期限は一般的に1年間であることがほとんどです。賞味期限切れが1年以上となると、元の賞味期限の倍の年数が経過しているため、控えておいたほうが無難といえそうです。 3年以上 飴の作り方は企業によってそれぞれ異なります。使用する材料も違うため、具体的な経過年数で食べられるかどうかを確定することはできません。しかし、賞味期限を3年も経過している飴の品質が保たれているかどうかは疑わしいでしょう。そのため、食べるのは避けておいたほうがよいかもしれません。 5年以上 5年以上も賞味期限を過ぎた飴を食べるのはやめておいたほうがよいでしょう。品質的に食べて問題がなかったとしても、風味は損なわれていることが予想されます。本来の飴の美味しさとはかけ離れた味になってしまっているとも考えられるでしょう。 10年以上 賞味期限が切れて10年以上経過した飴が自宅から発見されることはそうそうないでしょう。しかし、大掃除や断捨離などの際にもし出てきたのであれば処分してしまうことがおすすめです。10年もの長い間、適切な環境で保存されていたとは考えづらいので口に入れないことが安心につながります。 賞味期限切れで傷んだ飴の特徴 賞味期限切れで傷んでしまった飴には、以下のような特徴が見られます。 期限切れの飴が食べられるかどうか迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。 飴が溶ける・形状が変わる 賞味期限切れで傷んだ飴の特徴は、表面が溶けて個包装の袋が張り付いていたり、形状が変化していたりすることです。 水分の吸収や熱によって飴は溶け出してしまい、直接的に水分に浸していなくても、湿度の高い空間に保管してあると湿気を吸ってベタベタになってしまうのです。 賞味期限を過ぎていて、さらに飴自体が変質しているとなると、「溶けているだけ」とは考えにくいでしょう。飴が溶ける、形状が変わっている場合は、飴へのダメージが予想されるため、口に入れるのは控えておくことがおすすめです。 酸っぱい臭い・味がする 酸っぱいにおいや味がする場合も、飴が傷んでいることの特徴です。飴は水分活性が低く腐りにくいといわれています。しかし、酸っぱいにおいや味がするのであれば、飴に含まれた材料が微生物によって分解され、腐敗している可能性が高いでしょう。 腐敗しているものを口に入れた場合、体調不良を引き起こす恐れが非常に高くなります。飴から酸っぱいにおいや味がする場合は、食べるのを止めて処分するようにしておきましょう。 飴の正しい保存方法 飴に設定された賞味期限をきちんと活かすには、正しい環境での保存が必要です。 飴の正しい保存方法として、冷暗所と冷蔵庫の2パターンをご紹介していきます。 冷暗所で保存する 飴の正しい保存方法とは、冷暗所に置いておくことです。冷暗所とは、室温15℃以下で光の入らない場所とされています。光が当たらない涼しく湿気の少ない場所を探して飴を保存するとよいでしょう。キッチン周りの棚のなかやパントリー(食品庫)などがおすすめです。 冷蔵庫で保存する 季節も夏を迎えると室温が急上昇し、冷暗所を見つけるのが難しくなる方もいるでしょう。そんなときは冷蔵庫での保存もひとつの方法です。庫内で温度設定の低すぎないスペースを探し、飴を保存しておきましょう。ただし、冷蔵庫保存した飴を再び常温保存することはNGです。 飴を保存する際に注意すべき点 飴を保存する際には注意しておきたいことがあります。 参考にして、飴の美味しさを長く維持できるようにしていきましょう。 冷凍庫から常温に戻す場合は注意 飴を保存するなら冷凍庫にしたいと思う方もいるでしょう。とくに夏場であれば、飴がヒンヤリした口当たりになり、よりいっそう美味しく感じるものです。しかし、冷凍庫保存は常温に戻すと温度差による結露でベタついてしまうことも。冷凍庫で保存する場合は、食べる分だけを取り出すのがおすすめです。 開封後の飴を密閉する 開封済みの飴を保存する際は、湿気の侵入を避けるためにも密閉容器を活用するとよいでしょう。ガラスびんや金属の缶、ジッパー付きの保存袋などがおすすめです。乾燥材も入れて、飴を保存すると湿気が入ってくるのを防げます。食品用乾燥材は、100円ショップで入手可能です。 直射日光・高温多湿を避ける 冷暗所だと思っていても、1日の時間の移り変わりで直射日光が当たってしまう場所もあります。梅雨の時期になると、想像以上に多湿になる空間もあるでしょう。直射日光・高温多湿は飴が溶けてしまったり、傷んだりする原因となるので、適さない場所を選ばないようにすることも注意点です。 見て楽しい。選んで楽しい。食べて楽しい。パパブブレ 美味しい飴に心から癒されたい、誰かに夢のある素敵な飴をプレゼントしたいなら、パパブブレ(PAPABUBBLE)がおすすめです。2003年、スペイン・バルセロナで誕生したパパブブレは、おしゃれで可愛い飴を手作りしているアートキャンディショップ。 カラフルでサクサクとした食感の特徴的な飴がパパブブレの魅力です。創業以来ロングセラーの飴は、キウイ・オレンジ・ぶどうなどさまざまな果物の味がランダムに詰まったフルーツミックス。他にも果実感たっぷりのグミやホワイトデー、ハロウィン、クリスマスなどイベントに合った季節の飴も好評です。 HARIO製の三角フラスコに飴が詰まったユニークなセットやエディブルフラワー入りの高級感あるキャンディはプレゼントにぴったり。店内の工房では、職人によるキャンディ作りのパフォーマンスも楽しめます。見て楽しい、選んで楽しい、食べて楽しいパパブブレの美味しい飴をぜひご賞味ください。 まとめ 飴は賞味期限切れでも1ヶ月程度なら食べられる可能性が高いです。正しい保存方法を守り、未開封であれば、より美味しさを長持ちさせることができるでしょう。 パパブブレの美味しくて可愛い飴が気になった方は、実店舗の他に通販ショップもあるのでぜひ商品一覧や値段などチェックしてみてください。